

GEOX シューズ発明のきっかけになった靴を持つ、創始者マリオ・モレッティ・ポレガート(写真上)と
その靴が展示されているミラノにあるショールーム「VIA MONTENAPOLEONE」(写真下)
FOUNDER
マリオ・モレッティ・ポレガート
マリオ・モレッティ・ポレガートは1952年、イタリアの中小企業都市トレビソの北西部に位置するアルプス山脈ふもとの街クロセッタ・デル・モンテロで生まれました。ワイン法および醸造技術と法律の学位を取得した後、三代続く家業のワイン農場ビジネスに携わりました。
そして1990年代に“ 呼吸する靴”を開発し、現在はジェオックス株式会社の会長兼ジェオックスグループの筆頭株主を務めています。
ポレガートは1997年、イタリア北東部におけるルーマニアの名誉総領事に就任しています。また、数々の主要なイタリア企業の重役でもあり、イタリア工業同盟の仲裁委員にも選任されています。イタリアはもとよりヨーロッパの有名大学で講義も行っています。
ESCP-EAP( ヨーロッパ経済大学)は、ポレガートのその献身的な行為に敬意を示し「起業家の客員教授」の名誉学位を授与しました。ポレガートはまた、国際的な非営利団体アスペン・インスティテュートのイタリア研究会の加盟メンバーでもあります。また、2004年にONLUS( 非営利)財団「The Bridge of Smiles」を設立して以来、その役員も務めています。「The Bridge of Smiles」は、イタリア労働連合およびイタリア工業同盟により構成された財団で、ルーマニアに住む恵まれない孤児たちへの支援活動を行っています。
THE IDEA AND THE FIRST PATENT
アイデアと初めての特許
ジェオックスの誕生は、創立者マリオ・モレッティ・ポレガートの人生と深く結びついています。
ポレガートは1952年にトレビソ近郊で生まれました。イタリア北東部で最も裕福な地区のひとつで、世界的に有名な企業ベネトン、ルクソティカ、ディーゼルなどの本拠地でもあります。彼はそこで、代々伝わる家業である、ワイン製造業を引き継ぐつもりでした。
そして、ワイン醸造技術の学位を取得した後、新たな市場に乗り出す意気込みでその家業に携わりました。
ある年、ワイン産業会議でネバタ州リノに滞在中、日課であるジョギングをしていたポレガートは、そのあまりの暑さに参ってしまいました。ポレガートが履いていたゴム底靴は、衝撃を抑えて足をサポートすることには優れてはいましたが、熱が靴内にこもるという欠点がありました。そこで靴底に穴をあけるというアイデアを思いついたのです。靴の温度を快適に保つために靴底に穴をあけるという発想が、ポレガードを起業家の道へと歩ませることとなりました。
イタリアに戻ると、家業が小規模の革製品ビジネスも営んでいたこともあり、早速そのアイデアを実際の形にしてみました。こうして、足が呼吸でき、かつ水を通さない底に穴の開いた靴の第1 作目が誕生したのです。試作品ができあがると、ポレガートは国内のみならず海外にも名を広げるシューズメーカーに売り込んでみました。
しかし、どのメーカーもあまり興味を示してはくれませんでした。
そこでポレガートの起業魂が息づいたのです。デザインから製造・販売までをこなすジェオックス社を設立し、まったく新しいタイプの靴─ 呼吸する靴の販売にふみ切ったのです。